笠岡市 めがねと補聴器専門店・ツザキが お店の日常と 小さなまちでの活動などを綴ります

2014-10-09

“おうし座34番星”にまつわるエトセトラ



昨日の皆既月食は、薄雲がたなびくという天気が微妙でヤキモキしましたが、無事観察できて満足しています。

もうひとつの見どころは、天王星がすぐそばにあるということでした。大型の惑星ではあるものの太陽からも地球からも遠いため、わずかに6等星でしかない天王星。なんでもない時にそれと思って探してみたことは、僕もありませんでした。

皆既中の暗い月の横にある、というわかりやすい場所であっても冷静さを欠いている(笑)観察の現場では、なかなかこれがそうとは言い難いものです。

おそらくは昨日の天気であれば、双眼鏡では容易に確認できたと思いますが、撮影しているファインダーではなかなか。感度を無理に高めに設定して、星が点像で写るギリギリの露出で狙ってみました。特有の青緑色が捉えられて嬉しいです。

実は、78年の月食で三色合成撮影したのは、将来「太陽系内の惑星を全部カラー撮影する」ための下準備でした。77年に水星を撮影してから今日までで、天王星までの惑星を写真に収めることができましたが、一体何年かかったのか...笑。

海王星以遠の惑星(冥王星も惑星から外されましたが)はさすがに無理かな。でも願っていれば夢も叶うかも、です。