笠岡市 めがねと補聴器専門店・ツザキが お店の日常と 小さなまちでの活動などを綴ります

2015-01-11

半自動ガイド

昨晩、編集を済ませて帰宅、ラブジョイ彗星を双眼鏡で眺めました。

冷え込んできたので、部屋の窓から手持ちでみた程度なのですが、尾は見えず、中央集光とほのかに青緑に感じるコマが、美しい彗星です。ぼんやり眺めていましたが、雲がかかりカラダも冷えてきたので早々に退散しました。

その、中央集光、という言葉も昨夜久しぶりに思い出しました。が、部屋に帰って全国の皆さんが撮影した美しい同彗星の写真を見ながら、もうひとつ思い出したのが、「半自動ガイド」という言葉です。

彗星が地球から近くなると、公転によってどんどん見かけの位置が変わっていくわけですが、僕が中高生の頃のベテランたちは、これを目で見ながら手で修正を入れて、彗星を点像に撮影していたものでした。いわばゆっくりな流し撮りですね。

今は、CCDカメラでターゲットを決めて、差分も自動追尾したりするようです。そもそもコンポジットで画像をスタックするから、その一回あたりの露出が短い場合なら、固有運動も気にならないでしょう。そうして、多くの切り口と、良い道具、高度な技法で、全く異次元の仕上がりになっている投稿写真の数々ではあるのですが...。

自動化できれば、手の開いた時間、8,000年ごとにしか出会えない光を肉眼に焼き付けるゆとりも、しっかりあるようですね~。 寒空の下、機械にないものをニンゲンがまださせて頂いていた“太古の昔”が懐かしいです。